法人向け

私は秋葉原でブランディングをテーマにした事業を行っておりますが、そもそもブランディングってなに・・・?という疑問があると思います。私の記事を読んでくださる皆様と「ブランディング」という言葉について認識を同じにしておきたいと思いますのでとして、私が考えるところのブランディングについて連載をはじめさせて頂く前に書かせて頂きたく思います。

 

堅苦しい感じで恐縮ですが、認識が違ったまま進んでしまいますと、意図するところ、意味するところが違ってきてしまいますので、はじめだけお付き合い頂けましたら幸いです。

 

 

方喰の考える「ブランディング」について

 

ブランディングとは・・・「キーワードを聞いてイメージされるもの」と考えています。

たとえば、下記のキーワードを聞いてどんなものが思い浮かぶでしょうか。

 

 

 

1.かわいい犬の犬種といえば・・・

 

2.高級なお店といえば・・・

 

3.レトルトカレーといえば・・・

 

4.おいしいパン屋さんといえば・・・

 

5.有名なホテルといえば・・・

 

 

 

あえて、どれもあいまいな聞き方にしていますが、ここでイメージされるものがあなた、もしくは回答した相手にとってのファーストブランド=第1のブランドです。

 

<1の質問>
「かわいい犬の犬種といえば・・・」と聞いたとき、犬を飼っている人であれば飼っているワンちゃんの犬種を答えるかもしれませんし、かわいいと思っている犬種を答えるかもしれません。ペットショップを経営している人の観点から言えば、その人が「かわいい」という犬種がお店にいることで、その人にとって「かわいい犬がいるお店」というブランディングがその人の中に形成されます。

 

 

<2の質問>
「高級なお店といえば・・・」と聞いたときには、自分が利用したことがある高級店を答えるかもしれませんし、利用したことはなくても有名だったり、見聞きした高級店を答えるかもしれません。 飲食店を経営している人の観点から言えば、その人が「高級」なお店で食事を使用と思った時に、自分のお店が選ばれ、その人にとっての「高級店」というブランディングが出来上がります。

 

そのほかの3,4,5についても同様です。

 

 

お気づきになられたかと思いますが、だれもが同じものをイメージするわけではないのです。それは、世界的なブランドであっても同じです。

 

世界一売れている自動車、世界一収穫量の多いフルーツ・・・といった数字によるランク付けであれば客観的に判断ができますが、ブランディングの場合には、個人の感覚によるためブランディングが確立されていると思われるものであっても、それは絶対的なものではないのです。

 

 

 

 

だからこそ、「ブランディング」は取り組みやすい?

 

だからこそ、「ブランディング」は取り組みやすいという側面もあります。

 

たとえば、
<4の質問>「おいしいパン屋さんといえば・・・」について

 

 

●北海道札幌駅の駅前で100人に聞いたときのデータ

 

●東京・自由が丘の駅前で100人に聞いたときのデータ

 

 

 

この2つのデータは当然ながら異なるわけです。通販で全国にあまねく販売している大人気のパン屋さんでない限り札幌と自由が丘ではまったく違った答えが集まるのです。

 

なので、札幌駅周辺のパン屋さんは札幌で「おいしいパン屋さん」と認識されることがブランディングの目標になりますし、おなじく自由が丘周辺のパン屋さんは自由が丘で「おいしいパン屋さん」と認識されることが自店にとってのブランディングの目標になるわけです。

 

 

ここを間違って「誰もが知っていることがブランディング」と誤解してしまうと、大変なことになってしまいます。「灯台元暗し」ではないですが、ブランドとして認知されるべき対象、認知して欲しい対象を間違え、ブランディングのための努力、行動が身を結ばない・・・という現実に直面して、「自店はブランディングとは無縁だ・・・」、「ブランディングは難しいもの」と結論づけてブランディングから疎遠になってしまったりします。

 

 

 

最後に・・・

ブランディングとは・・・「キーワードを聞いてイメージされるもの」です。
より多くの人に知ってもらうことも大切ですが、まずはブランドとして認知して欲しい対象(潜在的なお客様)に向けて徹底的にブランディングすることが大切です。ブランドとして1人、2人、3人・・・と認知されていくことで、その環はどんどんと広がっていきます。

 

 

また、より多くの人に知ってもらうこと=ブランドとして認知されていることにはならないことも多いですし、売上に結びつかないことも多いです。ブランディングの目的が売上アップであればなおさら、知ってもらう事よりもブランドとして自社の商品、サービスを選んでもらい、買ってもらえることを目指していきましょう。

 

 

次回からはブランディングをキーワードに様々な身近な事例を取り上げてご紹介していきますので、引き続きご覧いただければ幸いです。

 

 

 ~今回のおさらい~ 
ブランディングは売上アップのために行うもの。
知ってもらうだけで良いのか、買ってほしい・選んで欲しいのか、ブランディングの目的を問い続けましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 





執筆者
 


有限会社Imagination Creative
代表 方喰正彰

リサーチ力に定評のあるビジネスコンサルタント、コンテンツプロデューサー。
ブランディングを軸に、ビジネスモデルづくりや新規事業のプロデュースなど、業種・分野を問わずコンサルティング活動を行っている。また、日本初となる「眼精疲労改善のための専門サロン・休眼(kyugan)」を立ち上げ展開を図っている。
代表的な著書:『ワンピースの言葉が教えてくれること』、『とことん調べる人だけが夢を実現できる』

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