松本:
「出願費用全額出しますコンテスト・チザコンテ」のエンジェル企業として、発明ラボックスも、前回同様、引き続き出願費用を提供します。
私自身、主婦の発明家として初めての発明品「ペン先すーぴぃ(2005年販売)」がヒット商品となり「誰でもできる発明」をモットーに2010年に発明ラボックスを立ち上げました。会社を立ち上げてからも生活雑貨メーカーへたくさんのアイデアを提供してきたことで、製造販売に関する知識も増えてまいりました。
松本:
4年ほど前より、私どもの培ってきた開発の知識が、個人発明家のアイデアを助け、メーカーとつなぐシステムがあったら、たくさんの人に喜ばれるのではないかと「アイデアご意見隊」システムを立ち上げたのです。
実際、始めてみますと、アイデアは素晴らしいのに、特許出願費用が捻出できない・・という方が多く、メーカーとロイヤリィティ契約にならないという現実を目の当たりにしてきました。思いつきのアイデアレベルでは、皆様の望むメーカーと「ロイヤリィティ契約」にはなりません。
また自分で書いた特許出願は、私どもの法人会員ではないメーカーに真似をされた時、代理人(弁理士)がいないので、何もしてあげられない、という状況も体験してきました。そのようなわけで私どもは弁理士などによる代理人に出願してもらい、アイデアを二人三脚で「育てる、守る」ことを推奨してきたのです。
しかし、出願書類の作成にはアイデアにもよりますが30万円ほど費用がかかります。
そこで「素晴らしいアイデアには出願費用を私どもが全額出そう」と思い立ったのです。
「ここからここまでが、私の考えたことです」と文章や図面で線引きするのが特許出願です。その出願に沿ってメーカーは、このアイデアを使わせてください、となり「ロイヤリィティ契約」になるのです。その明確な基準が「出願書類」になります。しかし、すでに出願されているアイデアだったり、公知の技術だったりするものは残念ながら特許が取れません。
そのような理由から、このコンテストの応募アイデアは「先行技術調査」をします。
先行技術調査報告書をみながら、私どもが、製造のしやすさなどメーカーが重要視
していることなどもアドバイスをしていきます。とても勉強になります。
弊社では、商品アイデアを望む法人会員(メーカー)が、76社ほど登録しております。法人会員(商品開発部)とともに、生活雑貨に関するアイデアの商品化に臨みます。
松本:
また、第1回の優秀賞の「スラックレール」ように、自社で商品化をしたいが出願費用の捻出に困っている、という方の応募も弊社で審査を承ります。
これはヒットしそうだ!というアイデアは、応援してまいりたいと思っております。
ぜひ、このコンテストから商品化の「夢の扉」を開けてください。
エンジェル企業様への直接のアイデア提案は固くお断りいたします。
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